士農工商


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001 2010/04/03(土) 19:43:05 ID:W4Y.XZtdps
四民(原典では分類が定かでない)・・・「書経」偽古文尚書・周書・周官に初出。後付けの可能性もあり。

商農工賈(サービス業と農業と工業と小売業)・・・「春秋左氏伝」宣公十二年に、随武子が民の生業を指す言葉として。四民の内実の初出。

士産分離(士大夫と産業階級の分離)・・・「論語」子路第十三・四などにおいて、礼儀道徳に基づく士大夫階級と産業階級の分離が提唱される。

士工農商(士大夫と工業と農業と商業)・・・「荀子」儒效篇第八・十二において、大公以下の支配階級も含めて「大夫士・工・農・商賈」とされる。

末業断罪・・・「韓非子」五蠹第四十九において、農業などの本業と比べての、末業としての工業や商業の偏重が断罪される。

士農工商(士大夫と農業と工業と商業)・・・「管子」乘馬などにおいて、支配階級を含めた明確な四民制が初出。農業と工業の地位が引っくり返る。

四民制の定着・・・「六韜」などにおいて、絶対的正当性が確立された士農工商の保全のための権謀術数が「目的のために選ばない手段」として展開される。

「管子」の書名にもなっている管仲は、孔子の活動時期よりも昔の春秋時代中期の人物だが、
書物としての「管子」は漢代以降に編纂された仮託書で、諸子百家中最終の「韓非子」よりも新しい。
「六韜」も殷周革命の立役者である太公望呂尚が述べた兵法とされているが、その成立は遥かに遅れる。

非常に多くの紆余曲折を経て、最終的に確立された「士農工商」という四民制の格付け。
不当に貶められた商人の不満のガス抜きのために、部落階級が設置されたなどと勘違いされている場合が多いが、
部落差別は、早くから奴隷制を根絶させた日本社会に特有の問題で、中国原産の四民制とは直接関係がない。
日本でだけ「皇族華族士農工商穢多非人」という長大な階級差別が生じたことも踏まえた上で、議論されたい。

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047 2010/04/15(木) 10:43:51 ID:HnhK8xOVo2:SoftBank
君を糾弾しているって?
馬鹿言うな
君の親が不憫だから、妄想の世界から抜け出すように手を差し延べているんだよ



お前は親を搾取してるんだな
うらやましいよ奪う側にいられて
世界中の人間が君レベルになったら 世界が滅びる事になるんだろうね
働かずに奪う事しかしてないんだから
君がどんな理想郷を目指してるか知らんが
世界中の全ての人間はそんな世界まっぴらだと言うよ

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048 2010/04/15(木) 10:53:39 ID:rf9PklylQI
働いてないからな。やむを得ず親族などからの多少のおこぼれに与って
食い延びており、あと一つ下れば伯夷や叔斉のような大聖人への道が待っている。

自分たちから自立しての自活を欲し、正当でもない手前勝手な犯罪労働によって、
親族ですらない遠方の他人から大量の財物を強奪して、実際には起きるはずもない
貧困や飢餓にあえがせているのがおまえら。許可も得ずの姑息な詐欺によって
資源も強奪していて、その奪取の手段も、お互いの了解によって親族に食わせて
もらっている俺以上にも劣悪。何かにかけて、この俺ごとき以上にも劣悪。

俺を貶めれば貶めるほど、おまえら自身もまた貶められていく。
しかも俺ごときよりもさらに劣悪な立場を維持したまま。

さあ、どんどん貶めるがいい。“俺たち”をな。

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049 2010/04/15(木) 14:44:23 ID:HnhK8xOVo2:SoftBank
それでは 君にそのおこぼれを与えてる親族達は君にとって劣悪な存在なんだね
つか よくその金でパソコンやら携帯買えるな?
恥を知れ

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050 2010/04/15(木) 17:06:40 ID:ir6oI/5ubU:DoCoMo
俺にも問題がないわけじゃない。
ただ、おまえらと比べれば遥かにその問題の程度が軽い。

俺の問題が、片足の小指の爪がない程度のものなら、
おまえらの問題は、四肢切断の盲聾で余命一ヶ月のエイズ末期みたいなもの。

俺の問題が、小川の川辺で服のヘリを濡らした程度のものなら、
おまえらの問題は、太平洋のど真ん中の人喰い鮫大量生息区域に素っ裸で漂流してるようなもの。

あまりにも程度が違い過ぎて、両者を連関させて考えられないだけで、
多少の問題があるのは共通している上、その程度が天文学的におまえらのほうがひどいだけ。

宇宙レベルで物事を考えられるんなら、ぜひ両者を等分視した上で、
特に程度がひどいほうから解決していく便宜を図ればよい。
大きなものが変わったならば、小さなものも自然とそれに従って変わっていくから。

まず、比較的大きな問題の持ち主であるおまえらのほうが解決に臨んで、
小さな問題の持ち主に対してもの見本となればいい。

ことに害悪の積重者であるという点においては、
おまえらのほうが遥かに大先輩なのだから。

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051 2010/04/15(木) 18:10:11 ID:HnhK8xOVo2:SoftBank
すごい思考回路だな
自分を他人より優れてる 僕はみんなとは違うんだって思いこまないと 精神バランスが保てない程追い込まれてるんだな

君が本当に心配になってきたよ
ご両親は健在?
親族の人間は君の事なんて思ってるの?
頼る人がいなくなったらどうやって生きていくの?
うちの田舎の畑 無料で貸そうか?自給自足なら君の思想に違わないだろ?

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052 2010/04/15(木) 18:27:29 ID:ir6oI/5ubU:DoCoMo
天下国家を我が身のように慈しむ。
俺ごときにもできることがなぜおまえらにはできない?

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053 2010/04/15(木) 21:05:54 ID:I4RRosbifo
死脳哄(笑)

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054 2010/04/16(金) 04:23:35 ID:MKyfec/Ez2
ああ、こいつか!
前も儒教マンセー!で他の板で、トンチンカンな仏教批判とか延々書いてたやつか!
あのときもドコモでわいてきてたよ!

林羅山の矛盾がどうとかなんとかの話題で延々俺と論争してやりこめまくられて
今みたいなぐだぐだになってたよ!

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055 2010/04/16(金) 04:26:28 ID:MKyfec/Ez2
ところで、>>1は日本人なんすか?
そこんとこはっきり答えてください。
儒者なんだから、ウソなんか付かず、正直に答えられますよね?

中国か韓国系で、理屈よりも愛国心でやってんのかな?と見立ててんだけども。
別に日本人ではないが、それで儒学を信奉してるわけではない!ってならそれでいいんだけど
この機会にはっきりさせておきたい
キミとは恐らく今後もたびたびこの板でぶつかりそうだからね。

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056 2010/04/16(金) 09:25:16 ID:PG7bgLQTag:DoCoMo
白を黒とし、黒を白とする事実誤認者に話の主導権は握らせない。

別に「この世界から完全にいなくなれ」とも言わないが、
正覚者の前で偉そうな口をきかせない程度の道理は通る。

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057 2010/04/16(金) 10:24:17 ID:riWQpNxjPc:SoftBank
一応日本人らしいよ
まぁグダグダ感は認めよう。


畑いらない? どうせ休耕田だし 当面食う位は面倒見てくれると思うよ
少しは親の肩の荷をおろしてあげなさい

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058 2010/04/16(金) 11:04:22 ID:hqAi3LKUZY
世の中全体を統治する君子士人と、全産業中の「本業」に当たる農業を兼任することが、
旧土佐国の長宗我部氏(秦始皇帝の末裔ともされる)によって「一領具足」として推進されていた。
しかし、公儀と産業権力の癒着が、権力の一極集中化による制御不能状態を生み出すために、
両者を分断する兵農分離政策が、応仁以降初の天下統一者である豊臣秀吉によって敷かれた。

戦国期の過剰軍備の解体としての「刀狩り」も兼ねた政策で、秀吉の死後、豊臣家滅亡後にも
江戸幕府によって概ねの方向性は引き継がれた。特に、天下分け目の関ヶ原の戦いや大坂の役で
豊臣方に付いて敗れた長宗我部氏の代わり、土佐藩藩主となった山内氏は、一領具足が慣習付いていた
元長宗我部家臣を冷遇したため、山内家臣との軋轢が生じ、上士と下士との断絶をも生み出した。

土佐の郷士(下士)出身だった坂本龍馬の家も、武家でありながら商売で成功して富を築いていた。
「論語」子路第十三・四の記述などにも基づき、士人が産業に関わることを蔑視していた江戸社会に
おいて、武士でありつつ農業や商業にまで手を出していた土佐藩郷士の所業は明らかに不行跡であり、
差別や懲罰の対象となるのも仕方のないことだった。龍馬も暗殺されたのではなく処刑されただけ。

中国のほうだと、科挙試験などを通じて才能が認められた者は士大夫となり、認められなかった者は
農夫などへと身をやつすのが慣習だった(「近思録」などを参照)。士人大夫と産業従事者と、
どちらになっても構わないが、どちらかをやる以上はもう一方の選択は捨てなければならなかった。
士人をやるんなら士人、産業をやるんなら産業。欲張って両方やろうとすから>>46みたいなことになる。

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059 2010/04/16(金) 16:09:27 ID:PG7bgLQTag:DoCoMo
士大夫であれ農夫であれ漁師であれ、俺が正しい仕事を始める以前に、おまえらが間違った仕事を辞めて檻ン中に入れ。
物事の正しい手順を取り違えるな。

いくら全中国や全インドと比べれば小さいとはいえ、
俺一人と比べればおまえらもずっと規模の大きい「集団」だ。
小が大に付き随ってこその順列。それとは逆に、
大(ローマ、アメリカ)が小(ギリシャ、イスラエル)に付き随おうとする、
昔からの順列の転倒その総てがやり直し。

昔からの慣習も、悪習である以上は直せ。

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060 2010/04/16(金) 17:56:32 ID:riWQpNxjPc:SoftBank
残念
また何言ってるかワカラン
言い訳ばかり考えて 行動するのが怖いんだね
君は弱い人間だ

今まで他人を避け攻撃した分 これからの人生同じ事をされる
因果応報 可哀相に

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061 2010/04/16(金) 18:44:42 ID:PG7bgLQTag:DoCoMo
同態復讐と因果応報を取り違えんなよ?

善因楽果も悪因苦果も基本は自業自得。
自らの至らなさを他者に転嫁する負の連鎖とは別物。

俺が自分自身の不満を、おまえらになすり付けたわけでもないしな。

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062 2010/04/16(金) 19:41:10 ID:F2yu03Irf.
まずはひきこもりを抜け出そう

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063 2010/04/16(金) 22:20:30 ID:hqAi3LKUZY
毎日四、五時間程度は外出して日の光を浴びている。
通勤も車内や電車内で、仕事も部屋にこもりっきりの連中よりは
よっぽど日照享受時間が長い(土方やホームレスほどではないが)。

一日中ディスプレイとにらみ合うような仕事をしてる連中よりは、
PCや携帯の画面を覗いてる時間もよっぽど短かろう。
今の世の中での密室労働こそは、人として不健全な行動を強いる最たるものでもある。

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064 2010/04/16(金) 22:49:11 ID:hqAi3LKUZY
命令する側となるか、される側となるか。

先導する側となるか、される側となるか。

支配する側となるか、される側となるか。

高説する側となるか、される側となるか。

拝聴される側となるか、する側となるか。

妥協はしない。

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065 2010/04/16(金) 22:58:23 ID:riWQpNxjPc:SoftBank
行動もしない 自立もしてない 社会の仕組みも知らない世間知らずの戯言など誰も聞かない

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066 2010/04/16(金) 23:04:01 ID:E2QxT3EAmM:au
ひきこもりって社会性が欠落した人間の事で日照時間が多い少ないじゃないW
散歩してようがひきこもりはひきこもり(笑)

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067 2010/04/16(金) 23:29:46 ID:hqAi3LKUZY
ねえ、身の程知らずだねえ。
何もかもを分かったような気でいて、その実何も分かってないんだねえ。

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068 2010/04/17(土) 01:42:29 ID:Ccs4l1PHUo:SoftBank
そっかw
そんじゃ君は何でも知ってるんだw
儒学では死後の世界とかあるの?

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069 2010/04/17(土) 01:46:57 ID:Ccs4l1PHUo:SoftBank
>>67てか誰に同意求めてるのw

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070 2010/04/17(土) 08:06:47 ID:XZGEhEQxEg:DoCoMo
天上天下唯我独尊

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071 2010/04/17(土) 11:27:23 ID:Ccs4l1PHUo:SoftBank
痛たたー

君 歳いくつ?

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072 2010/04/17(土) 11:45:58 ID:MJqHGIywKE
「天上天下唯我独尊(仏祖統紀、景徳伝灯録等)」
結婚後でも成道後でも涅槃時でもなく(もちろんヤンキー用語でもなく)、
俗世間のことなど何も知らない生誕直後に、釈迦が言ったとされる言葉。
さすがに作り話ではあるだろうが、真理への通暁度と、俗人としての
世知辛さの舐め舐め度が全く関係のないものであることをよく表している。

「荀子」天論篇第十七・四にも、「優れた知者は考えないでいることを残していることに真髄がある。
天地万物についての大切な知識、世の中を良くしていく知識だけに範囲をとどめ、それ以外のことはあえて
考えない」といった風なことが書かれている。恐らく「君子は思うことその位を出ず(論語・憲問第十四・二八)」
などを受けての弁。正しい知識やその実践のみに特化し、誤った知識や実践を試みる冒険を控えるべきなのは、
(真理とまではいかない)道理をわきまえる儒学においても共通する。

総員犯罪者状態の権力犯罪至上主義社会で、悪巧みの仕方ばかりを仕事として覚えてきたような連中は、
仁義道徳や四民制の頒布された王化社会においては、それこそ無職やニート以上にも扱い辛かろう。
楽して金稼ぐ方法ばっかり覚えてるから、ただの怠け者以上にも堅実な仕事には馴染みにくい。
「悪人は庶民に戻る願いも叶わなくなる(王覇篇第十一・一など)」という荀子の発言も、周囲の人々の
悪評以上にも、悪業を積み重ねることでしか自存もできなくなっている本人たち自身の自業自得に由っている。

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073 2010/04/17(土) 12:05:39 ID:164XuvPun.
ニートのくせにw

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074 2010/04/17(土) 12:17:14 ID:MJqHGIywKE
ニートなればこそ。

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075 2010/04/17(土) 13:16:31 ID:CJUOKZgc4.
076 2010/04/17(土) 17:00:49 ID:Ccs4l1PHUo:SoftBank
君 何歳?
思春期な中学生?
遅めな反抗期高校生?

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077 2010/04/17(土) 19:18:39 ID:XZGEhEQxEg:DoCoMo
削除(by投稿者)

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078 2010/04/17(土) 19:23:07 ID:XZGEhEQxEg:DoCoMo
中学生でも高校生でもないが、未だしょうもない身分や年齢であることは確かだ。
だからこそ、わざわざ自分から先に自己変革して、世の中を先導したりする必要もない。

自分自身が未だ世俗的に大した人間でもないので、世の中に与える影響も全く大きくない。
さながら片足の小指の爪があるかないか程度のもので、良くも悪しくも大した存在価値を持っていない。

そんな俺ごときが世の中に先んじて自己変革し、世の中を先導する積極的な善人であろうとしたところで、
あたかも「片足の小指の爪が治ったからといって、四肢切断の盲聾のエイズ末期が治る」とでも言わんかの如く。

四肢切断の盲聾のエイズ末期が治せるんなら、当然片足の小指の爪だって治せるが、
片足の小指の爪が治せるからといって、四肢切断の盲聾のエイズ末期が治せる保証もあるはずがない。

あくまで先導的な変化を望むべくは、片足の小指の爪程度の存在に過ぎない俺などではなく、
四肢切断の盲聾のエイズ末期ほどもの問題を抱えた世の中のほう。その世の中にいるおまえらのほう。

それほどもの重症が治されたんなら、当然軽症に過ぎない俺のほうだって治る。
たとえおまえらのほうが完治しきれずに死んでしまったとて、その治療努力だけでも俺のほうぐらいは治せる。

片足の小指の爪程度に過ぎない俺の問題ぐらい、いつでも簡単に治せるもんだから、
おまえら自身の重大問題である、四肢切断の盲聾のエイズ末期のほうを何とかせえ。

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079 2010/04/17(土) 22:30:55 ID:164XuvPun.
無職w

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080 2010/04/17(土) 22:49:25 ID:MJqHGIywKE
ワーイ

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081 2010/04/17(土) 23:08:40 ID:XZGEhEQxEg:DoCoMo
ああ、罪も他愛もない男たち。

おお、罪深く恋多き女たち。

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082 2010/04/18(日) 05:23:20 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
君は何を求めてるの?

俺は今幸せだし
守るモノもある


君は今 幸福かい?
周りに迷惑ばかりかけて もし死後の世界があるとして報われると思っているのかい?

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083 2010/04/18(日) 06:05:18 ID:m9THnWZwhM:DoCoMo
何かを求めていなければいられないほど餓鬼でもないし、
「自分は幸せだ」と強弁したくなるほど不幸でもないし、
わざわざ宣言しなければならないほど脆弱なものを守ってもいない。

この世に誰にも迷惑をかけずにいられている人間など一人もいない。
自分の妻子を養うために、その何倍もの女子供を犠牲にしていたりする。

せめてでも、世の中にもたらす貢献と迷惑の度合いがプラスマイナスゼロ以上となるように努める。
仮に一の貢献をしても、百の迷惑を同時にもたらすようじゃ、
全体としては九十九の害悪になってしまうから、まだ何もしないでいるほうがよい。

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084 2010/04/18(日) 07:26:31 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
君が親族から貰っている金はどうなんだw
他人に言う前にDoCoMo解約してきなよ

他人に迷惑をかけたくないなら 君の選ぶ道は一つだろ

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085 2010/04/18(日) 07:29:17 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
何も求めていないなら こんな掲示板で長文うってる君の意図は?

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086 2010/04/18(日) 08:51:00 ID:m9THnWZwhM:DoCoMo
年齢的に大人なんなら、もうそんなに理解力も伸びないだろ?
子供みたいに何でもかんでも問うた所で、そのほとんどが一生分からず仕舞いに終わるのがオチだ。
せめてでも、もうちょっと論点を絞るように心がけるがいい。

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087 2010/04/18(日) 09:56:52 ID:UxcGp3r4EY
SoftBankにはどうせまた分からないだろう高遠な話になるが、
世の中にとって確実に“有益無害”となるのは、荀子や韓非子も「本業」と呼ぶ農業のような食糧生産業。
あと、工業のうちで、最低限必要な物品を生産する生活必需工業も、それだけなら有益無害。
ただ、生活に必要のないガラクタを生産して環境破壊に協力する工業もあり、こちらは“有害無益”。
本当は消費者本人が直接買い出せばいい物品を、独自のルートで流通させて中間マージンをぼったくる
商業も概ね有害無益。働けば働くほど、何も生み出してないくせに大金だけ得る、ニート以下のザマとなる。

農業や必需工業が有益無害であり、世の中に与えている益の度合いが害の度合いよりも大きい一方、
商業やガラクタ工業は有害無益であり、世の中に与えている害の度合いが益の度合いよりも大きい。
人間の仕事ってのは、世の中にとって有益無害であるなどとは全く限らず、最悪、詐欺や強盗並みにも
純粋な害悪の塊となる場合もある(主に悪徳金融業などの形で)。それでも「仕事だから」という理由で
野放しにしていれば、貧困者や餓死者を生み出すほどもの社会の荒廃を招く。一概な利益の積重などではなく、
利害の両極に振り切れつつ拡大して行っているのが社会。この点がすでに今の社会人の理解の届いてない所で、
「仕事ですらあれば何でも世の中にとって有益だ」と思い込みつつ、何でもかんでも仕事をやっている。

世の中の労働が相対的に十分有益であり、何をやったって害よりも益のほうが多くなるためには、
それ相応の権力道徳を持った君子士人によって世の中全体が運営されていく必要があり、
そのための理論的な道具の一つが、生業の本末を正す「士農工商」という四民制の序列でもある。
有害無益な末業である商業やガラクタ工業の上に、有益無害な本業である農業や必需工業を置き、
さらにそのような世の中を画策する道徳的統治者・士大夫階級を農業の上に置いて、本業の側に重しを付ける。
それでこそ、農業や必需工業はもちろんのこと、商業やガラクタ工業も含めた、全ての仕事が
世の中全体における総体的無害性を確立する。支配者が君子士人でもなく、四民制も施行されずに民が野放しと
なれば、少しも労働の無害性が保証されることはなく、何をやったって何もしないほうがマシな状態に陥る。

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088 2010/04/18(日) 10:16:48 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
質問しても見当違いな答え 全く関係ない話しか返ってきてないがな

で 君がこの 掲示板で 長文うってる意図は?


>>87 だから働けってw

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089 2010/04/18(日) 10:36:31 ID:UxcGp3r4EY
そちらの話のペースに乗る気が始めからない。
こちらのペースにそちらが乗るか、もしくはただのメモ同然の一方通行な自学自習が続くかだ。

>>87図の「甲+乙−丙−丁」が0を超えると、その世の中は完全に満ち足りる。
江戸時代の日本など貧しくはあったが、全ての産業が国内で完結し、完成された秩序を保っていた。
しかし、「甲+乙−丙−丁」が0を下回ると、その世の中は不満の塊になる。
アメリカや昔のイギリスのように、金銭的物質的には裕福であっても、民の不満は募るばかり
となり、イラクやアフガンや清国などの外界への侵略でもしないことにはいられなくなる。

要は、世の中全体の責任を担って公正な統治に臨むということは、農業や必需工業の生産度を
商業やガラクタ工業の消費度よりも上回らせること、>>87図で「甲+乙−丙−丁」が0以上になるように
努めること。それが君子士人であるということで、誰でもその努力を意識するぐらいのことはできる。
さらに、実効的な政治で以て甲+乙−丙−丁>0を画策すれば、それが士大夫という職業にもなる。

職業としての士大夫が今の世の中で成立していないのはもちろんのこと(公務員も気の抜けたのばかり)、
甲+乙−丙−丁>0という権力道徳の意識すらどこにもない。別に甲+乙−丙−丁<0でもいいから、
とにかく働いて金を稼げればそれでいいという誤った職業倫理がまかり通り、実際に甲+乙−丙−丁<0
となって不満を募らせ、国際間での奪い合い殺し合いをもせずには済まされなくなってしまっている。

甲+乙−丙−丁>0でないのなら、世の中全体があるよりもないほうがマシなものになってしまう。
世の中全体が偏に劣悪となり、万国の万国に対する闘争状態を呈して、最低最悪の乱世へと陥ってしまう。
そうなるともう、何をするよりも何もしないほうがマシになる。何もしないほうが甲+乙−丙−丁>0の
着実な画策にすらなる。世の中のことを本気で考えているからこそ、そうであることをわきまえる。

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090 2010/04/18(日) 11:18:00 ID:TdZ0gf/6xs
そしてこうなる

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091 2010/04/18(日) 11:27:49 ID:UxcGp3r4EY
乞食を卑しんでいる時点で、すでに生業の何たるかも分かっちゃいない。
そんな多動性障害児に就業を勧められたり、斡旋されたりする筋合いもない。

管仲や晏嬰や子産といった賢臣が活躍し、後期には孔子も生まれた中国春秋時代、
墨子や孟子や荘子や荀子や韓非子など、多くの思想家が乱立した百家争鳴の戦国時代は、
長い長い中国の歴史においても特に争乱のひどかった時代で、ヘタに実務的な仕事に関わったりすれば
即刻人殺しなどにも結び付きかねないことから、知識人でありながら仕事もしない「食客」が多く生まれた。
乞食とまではいかない、居候身分の食客。富裕者も罪滅ぼしのつもりで多くの食客を囲っていた。

諸子百家は乱世の産物でこそあり、漢代や唐代などの安定した時代にはさほど突出した思想家は生まれず、
司馬遷らによって「史記」を始めとする正史が編纂されたり、唐詩文化が発達したりした。
詩書(詩篇と歴史書)は徳治社会における確かな治世の道具なので、全く実利と関係なかったりはしないが、
思想哲学には実利と関係のないものも多い。公孫竜の白馬非馬説や堅白同異論などはその最たるもの。
それでも、乱世で無闇に仕事に参加して、人殺しを積み重ねるよりはまだマシだった。

たとえ概念論や詭弁論であっても、頭や口を使った文化活動に専念しているだけで害悪の度合いは減った。
思想の内容だけを見てもそんなことは分からないが、諸子百家のごとき玉石混交の思想哲学が生まれるに
至った当時の中国社会の背景までをも鑑みれば、それはそれで存在性の道理が通っていることが分かる。

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092 2010/04/18(日) 11:29:01 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
農業や必需工業を働き口として探さない言い訳は?

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093 2010/04/18(日) 11:42:45 ID:TdZ0gf/6xs
どうぞおなりなさい。
誰も止めませんw

冬は寒いでしょう。

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094 2010/04/18(日) 11:50:33 ID:UxcGp3r4EY
>>92
お譲ちゃんには難しくて分からないんだろうが、理由は>>58-59ですでに書いてある。
士大夫を目指す以上は産業への就業は禁物。ニートやホームレスとして
産業社会から距離を置いているほうが、まだ士大夫への就業要件を満たす。

一番目指しているのは士大夫。やむを得なければ乞食。
今の世の中の末業優位本業劣位な劣悪産業などに従事する気は毛頭ないし、
そんな世の中を許してしまっている悪徳政治家も、もちろん目指す気はない。

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095 2010/04/18(日) 12:07:40 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
士大夫…
今の日本にそんな職業はない
んじゃまずタイムマシーン作ってから… いやそれでも君には不可能だろ

となるともう乞食しかない訳なんだが
親 親族に迷惑かけてるんだからもう家 出れば?
それがせめてもの親孝行だろ
それが嫌なら

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096 2010/04/18(日) 12:11:21 ID:UxcGp3r4EY
新たに士大夫(権力道徳者)という職業身分を再構築でもしないことには、
地球人類社会全体が持たないような所にまで来ている。

相も変わらず悪徳商人や悪徳政治家にやらせたい放題しているんなら、
俺が乞食になる以前に、世の中のほうが崩壊する。そしたもうみんな乞食状態。
だからちっとも自分ひとりが乞食になる心配なんかはしていない。

なるならみんなで、さあご一緒に♪

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097 2010/04/18(日) 12:25:58 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
あー 新しく士大夫って職業つくりたいから 明和で長文うってるんだ
なるほどねー
って不可能w

はやく気づけって
そんで老いてきた親 楽させてやれ

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098 2010/04/18(日) 12:28:35 ID:TdZ0gf/6xs
お断り♪
一人でどうぞ♪(笑)

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099 2010/04/18(日) 12:32:49 ID:UxcGp3r4EY
士大夫は、実務的にはいわば「政治家もかねた官僚」とでも言った所。

民主主義社会において政治家は選挙で選ばれて、さも民意を代表しているかのように振る舞うが、
実際には何の独立的能力もなく、全ての実権は官僚が握っている。
そのような二枚舌政務を一切認めず、官僚である者が政治家としての責任も担い、
不手際が行き過ぎた場合には王朝や幕府ごとの崩壊交代が決定付けられる。

「政権交代」とかいっても、実権を握っている官僚は何一つ変わりゃしない、
腐れきった今の政府機構その全てを廃棄処分して、責任の所在が明確な社稷(国家機構)を作り直す。

そのための今の一番の実践は「何もしない」。ここに書き込んだりすることでもなく、
ただ何もしないでいることこそは最大の実践。選挙も行かず、新聞もテレビも見ない。
今の社会機構全体に拒絶の意志を示して、自分はと言えば完全に刷新されきった社会での
活躍の手段を勉学によって模索する。こちらは今の社会を完全に見捨て去っている。
イヤならそちらが自浄作用を働かせるか、一旦でも崩壊して士大夫の居場所を用意するか。
別に強要してることじゃない。イヤだった別にそれでよく、こちらも相変わらず何もしないだけ。
仁義道徳の通用しない社会に親子の序列もへったくれもない。自分らは君臣の序列を
わきまえないクセして、こちらにだけ親子の序列をわきまえさせようたって、そうはいかない。

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100 2010/04/18(日) 12:39:47 ID:UxcGp3r4EY
「お断り」じゃなくて、俺が乞食になるような時には、
おまえらも必ず乞食になるから。ニートが食えなくなるぐらいなら、
その前にまず有害無益な犯罪労働(商業やガラクタ工業)従事者のほうが必ず食えなくなるから。

世の中ってのはそういう風にできているから。
「天下に道あるときは、盗まず変ぜんか(荀子・正論篇第十八・七より)」
世の中が変わるときには、無職でもニートでもなく、まず犯罪労働者から変わる。
それが世の中にとって一番迷惑な存在だから。風当たりが一番強くなるのも、俺ではなくおまえらから。

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101 2010/04/18(日) 12:41:55 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
君みたいなのを世間では馬鹿っていうんだよ
何もしないのに 他人に求めて その要求が満たされないと相手が悪
ニート根性まるだし

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102 2010/04/18(日) 12:48:36 ID:m9THnWZwhM:DoCoMo
馬鹿な世間が馬鹿と言うんなら、どうやら俺は本当に聖人か賢人なんだろうな。
誇らしいことだ。

他者から財物を奪う犯罪労働でも、働いてすらいれば無職やニートよりは
偉いだなどと思い込んでいる、道理をわきまえないクソバカが相も変わらず
跳梁跋扈してくれてるおかげで、それよりはまだマシな隠者の身分に止まる
俺が最大の矢面に立たされることもない。怠け者が糾弾されるよりも、犯罪者が
糾弾されるほうが必ず先。おまえらの存在こそは俺の安全を保障してくれている。
ただの怠け者の、準馬鹿野郎(おまえらが一番)である俺のあるがままの安全をな。

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103 2010/04/18(日) 12:56:59 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
強い思い込みは狂気を産む

君は最期の時に 世間を恨むんだろうな
ニュース見てない?
君みたいなニートが悲惨な事件を沢山おこしてるぞ
頼むからそうなる前に 首吊るか精神科に行ってカウンセリング受けてこい

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104 2010/04/18(日) 13:03:25 ID:UxcGp3r4EY
出た! 自殺教唆!
通報もんの狂気だな。

無職やニートや派遣社員の罪はどんなに小さくとも書き立て、
権力者の罪はどんなに大きくても書かず、逆に敬称付きで紹介したりもする。
そういった社会体制全体が権力犯罪集団といえ、もはや全く見込みのないものだ。俺一人ほどもの。

他人の片足の小指の爪の有無なんかを気にしている以前に、
自分たち自身の四肢切断の朦朧のエイズ末期を心配するこったな。
近ごろまたそこに、ガン末期でも加わりつつある様相だが。

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105 2010/04/18(日) 13:16:00 ID:L2ST1UpIAY:au
どの文章が自殺教唆なんだ?
意味もわかってない言葉つかわないようにな。失笑

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106 2010/04/18(日) 13:17:45 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
アク禁になるかもなw
わかってやってるんだからそんな嬉しそうにするなよ

俺がエイズ&癌?
この世の中が理不尽だってのもお前に言われんでもわかってるんだよ
まぁそれでも愛するモノのために死ぬまでは生きなくてはなw
君に心配される事でもない
だから君は自分の心配しな


そういえば、こないだ義祖母の葬式に行ったよ
葬式なんて くだらない 死後の世界など無いって思ってる俺でも
人の幸せは死に際を看取る人 悲しんでくれる人がいるかどうかだと思ったよ

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107 2010/04/18(日) 13:28:26 ID:UxcGp3r4EY
偏愛を権力犯罪の正当化に用いたせいで、>>46みたいな状況も招いたんだぜ?

国際金融資本の親玉どもにも、愛する妻子などがいたに違いない。
しかし、その家族への愛を、権力道徳を後押しする原動力とはせずに、
逆に権力犯罪を正当化する名目にしてしまった。愛を善用せずに悪用した。

愛それ自体が悪いものではなくても(仏教だと悪いもの扱いされたりもするが)、
扱うものの態度姿勢によっては悪用材料になってしまうこともある。

勧善懲悪や断悪修善は、愛でも勇気でもなく、道徳や聖徳によってこそ方向付けられる。
社会に対しては道徳や聖徳、愛や勇気は個々人として。領分をよく踏まえて扱わないと。

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108 2010/04/18(日) 13:58:02 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
家族愛と強欲を一緒にするな
俺は最低限の暮らしで 余った(余ってない)金は分けてる

働き 飯を食い 家族を養う事は生物として当たり前の事だ
それを否定するなら絶滅しかない

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109 2010/04/18(日) 18:03:52 ID:UxcGp3r4EY
権力犯罪者もみんなそうやって言い訳すらあ。
「俺だって、家族を養うために働いてるだけなんだ」と。
たとえその仕事が、遠方の他人の大量虐殺であっても、そう言うさ。

「君臣父子夫婦兄弟朋友」が、儒家における「天下の達道」の優先順位で、
特に最初の三つ「君臣父子夫婦」は、「三綱」とも呼ばれて特別に重んじられている。
これら三つの人間関係がよく序列をわきまえて、情愛に溺れて権力犯罪の
正当化材料などにならないように努めるのも、権力道徳の一環に含まれる。

「士農工商」という四民制の序列は、それ自体が三綱や天下の達道における「君臣」の序列にも相当し、
君臣の序列が正されることで、父子や夫婦や兄弟の序列も正されていく。君臣の序列が正されなければ
父子夫婦や兄弟といった家族間の序列も正されず、情愛に溺れて仕事に責任を持たなくもなる。

正統な権力道徳学である儒学は家族を重視する一方、社会規律を正すための責任を家族にも担わせる。
家族を社会からは全く切り離して、禁断の領域にしてしまうようなことも許さず、
世の中全体が一家のごとく和合するためにも、一つ一つの家庭が閉鎖して特権的になることは忌む。
よく開かれた家族と社会の関係においてこそ、世襲制の王朝なども数々の功績を挙げてきた。
家族が社会から断絶せざるを得ないほどにも、社会の側が腐敗してしまうことももちろん許さない。

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110 2010/04/18(日) 19:45:48 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
仕方ない のってやろう


お国の為
天皇万歳で過去 日本が戦争してきた事は?

そんな物より家族の為 畑を耕してた方が まだ平和だろ

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111 2010/04/18(日) 21:14:01 ID:m9THnWZwhM:DoCoMo
ペリーが蒔いた種の責任を日本人に問われてもねぇ

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112 2010/04/18(日) 21:24:57 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
一人で鎖国してろ

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113 2010/04/18(日) 22:23:11 ID:m9THnWZwhM:DoCoMo
削除(by投稿者)

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114 2010/04/18(日) 22:29:45 ID:0bLOo8A5co:SoftBank
キモい

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115 2010/04/20(火) 15:34:07 ID:RAsmIv9LJg:DoCoMo
長文書こうとすると、この板だけ「只今サービスを停止しています」になるぞ?
SoftBankの質問攻めに応答し過ぎたからこうなったんだぞ?

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116 2010/04/23(金) 23:16:48 ID:HYDZJtgTEE:DoCoMo
>>100でも引用した

「(孔子曰く、)天下に道あるときは、盗まず変ぜんか」
「天下に正しい政治が敷かれる時には、まず盗賊が変わるだろう」
(「荀子」正論篇第十八・七より)

という格言は、「荀子」中の記述ではあるものの、孔子の発言とされる。
儒家のライバルであった墨家が、「豪華な墓は盗掘の原因となるからいけない」と主張していたのに対し、
「そもそも盗掘者を生み出すような乱れた世の中から認めてはいけない」と、荀子自身が反論する過程において
孔子の言葉として上記の文言が引用されている。なので、天下が正される時に盗賊から変わるとする根拠が
「荀子」内に詳述されているわけではない。また「論語」や「礼記」や「左伝」にもこのような記述はなく、
孔子がなぜこのような発言を残したのかは、直接何らかの記述で説明されているわけではない。

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117 2010/04/23(金) 23:17:19 ID:HYDZJtgTEE:DoCoMo
ただ、孔子が上記のような発言を残した論拠が、荀子の論敵であった孟子の論述から推測される。

「孔子嘗て委吏となりては、会計当たらんのみといえり。嘗て乗田となりては、牛羊 として
壮長せんのみといえり。位卑しくして言高きは罪なり。人の本朝に立ちて道行なわれざるは恥なり」
「孔子もかつては生活のために倉庫番をしたことがあったが、『出納計算が合っていればそれでいい』と言った。
農牛などの牧畜を任されたときには、『牛や羊が丸々と肥え太って成長してくれればそれでいい』と言った。
低い地位にありながら高遠なことをほざくのも罪だし、高位高官でありながら言動が卑俗であるのも恥ずべきことだ」
(「孟子」万章章句下・五より)

それぞれの人間が己の職分を超えない、身分上下の秩序が整えられた社会こそは「道のある天下」であり、
天下に道がある時には犯罪がなくなるので、盗賊が真っ先に変わるとする。盗賊以外の誰かが変わることで
その次に盗賊が変わるのでは、乱世に道が行なわれなかった最もな責任が、盗賊以外の誰かに擦り付けられるような
ことにもなるので、各々の領分を超える結果ともなってしまう。それでは道の行なわれる天下としての
大義名分が立たないから、盗賊こそは真っ先に変わらなければならないとしたのだろう。

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118 2010/04/24(土) 00:39:13 ID:CbQy6i/v.E:DoCoMo
乱世における争乱の最大の原因は盗賊であるのに、
盗賊以外の誰かが変わってその次に盗賊が変わるのでは、物事の順序が損なわれる。
物事の順序が損なわれるのは、乱世の日常茶飯事ではあっても、治世には許されない。
乱世が乱世のままであるのならともかく、乱世から治世に移るのならば、
物事の順序から正されていかねばならず、よって盗賊が真っ先に変わらねばならない。

盗賊が変革するきっかけを盗賊以外に求めることからして、すでに乱世の慣わしに即している。
そのような乱世のしがらみを根元から絶つためにも、今でこそさして重要視もされていない、
物事の順序から正されていく必要がある。

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119 2010/04/24(土) 23:09:13 ID:yMLCGsBfyM:DoCoMo
小作人と庄屋を同じに考えるからややこしくなる
庄屋だったら本間家みたいな大金持ちがいるけど
小作人はエタ非人よりマシ程度

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120 2010/04/24(土) 23:25:52 ID:a8BxXazm3Q
四民制は、所得の高下には全く従っていない。

侍も大名や大身旗本から、下っ端の同心までピンキリだし、
商業ですら三井住友のような豪商から、ちっさな小売店や食堂を営む程度のまで居た。
百工も名工から、今の土方に当たるような日雇い労働者まで多岐に渡っている。

所得の高下、生活水準の高低を絶対的な価値基準に置こうとする所からして、小人や商売人の所業。
貧乏でも徳性の高い労働者は偉く、裕福でも徳性の低い労働者は卑しいという、
所得以上にも普遍的な価値基準に基づいて職分の貴賤を取り決めていたのが四民制。
所得が全てである商いの範囲でしかものを考えられないうちは、確かにその価値も分からない。

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121 2010/05/04(火) 17:22:36 ID:barY6iau7Q
>>1
>120まで読み通した、なんとなくだが言わんとするところは判る
そして、超少数派的思考(指向・志向・嗜好)で一般には相容れない
生き方(考え)で、反発を受けるのも当然。

でもそんな人が、世捨て人的に世を憂いて山野に一人や二人くらい
居てくれないと究極の事態が訪れたときに、金太郎飴みたいに思考が
均一なバカばっかりだと困るもんな。
レスの上限までまだ380(379?)あるので、気が向いたら
また書いてくれ、読むのを楽しみにしてる。

俺はちなみに、資本主義経済は 体の良いねずみ講 だと、思っている。
産業界で飯食ってるので、まだ”形あるもの”で商いしているので
トレーディングで食ってるよりもまだましだと言い聞かせてる。

近い将来、晴耕雨読を実践するため田舎暮らしも考え中だ。

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122 2010/05/04(火) 18:36:25 ID:oRbmi9n1IM
大多数に支持されるか支持されないかでいえば、当然支持されるだろう。
何しろ、地球人類の2割以下に過ぎない欧米先進国だけでの、8割以上の地球資源の寡占という
あまりにも理不尽な富の偏在を均すべしと言ってるんだから(>>21などで)、もしも全世界全人類での
一斉投票が行なわれるんなら、8割以上の地球人類の支持を受けることが、まず確定している。

ただ、今の世界はまだグローバリズム(国際主義)社会であって、
万国の万国に対する闘争状態が画策され続けているから、全世界全人類の総意などは蔑ろにされる。
イスラエルやイギリスみたいな小国であっても、中国やインドのような大国並みか
それ以上もの待遇を受けている、一票の格差が100倍程度は平気で開いている現社会だから、
地球人類の総意を代弁している意見までもが「超少数派的思考」扱いされるだけ。

「国境も財産区分もない」というイマジンの歌詞は、ジョン・レノンの祖国であるイギリスこそが
空想(image)に追い込んでもいる。もういい加減、それを空想から現実に引き下ろすべき時が来ている。

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123 2010/05/05(水) 10:55:19 ID:RvVwT.oYYI
地球規模での富の偏在の是正が行なわれるとすれば、それはちょうど、
江戸時代などにおける参勤交代制度にも類似する効果を発揮することになるだろう。

ただアフリカの飢餓やアラブの戦乱などが解消されるだけではない、
未曾有の我田引水をやらかしている先進国側の過剰軍備なども抑制される。
諸藩の大名に江戸への出仕を義務付けることで無駄な軍費の蓄積を厳重に取り締まり、
その上出仕の過程で大量のゼニを路銀として落としてもいくから、街道や宿場も潤う。
「羽振りのいいお殿様がただ」として、下民たちも心から感謝の念を抱く、
まさに一石二鳥とも一石三鳥ともなる、権力者による富の旺盛なばら撒き。
下民たちも、心から泣いて喜んでひれ伏していただろうよ。

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124 2010/05/06(木) 01:18:01 ID:YG8r.GAtL2
宗教板でたびたび問題起こしてるドコモ君がおお暴れして伸びてるスレか。
お前もういいよ

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125 2010/05/06(木) 07:18:48 ID:4ncg9koAao:DoCoMo
お前はまだよくないんだな?

よっしゃよっしゃ

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126 2010/05/15(土) 15:53:38 ID:Rw6nhhFH1A
士農工商穢多非人の下に帰化白丁その下に在日白丁があり
日本国外では朝鮮半島に本家の白丁が存在する。

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127 2010/05/15(土) 22:18:14 ID:uHBDW1q0Iw
四民制で、士大夫に当たるクシャトリア(王族)の上に
バラモン(祭司)が居るインドのカースト制においてこそ、
農工商に当たるヴァイシャ(平民)の下にスードラ(奴隷)が置かれてもいる。

四民制を逸脱した極端な格差の開きこそが、奴隷や賤民をも生む。

精神的には、祭司と奴隷の両極に振れきって、士農工商の四民程度の
相応な身分のわきまえを誰も持たないのが、今の世でもある。

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128 2010/06/01(火) 20:19:44 ID:.F/3Qh/iWI
「史記」平準書で、道を踏み外しても利潤を追求する商民に対し、
高祖(劉邦)が絹の服を着るのと車に乗るのを禁止し、租税を重くして、
見のほどを知らせた事績が記述されている。

他にも、武帝時代の塩鉄管理者であった孔僅と咸陽の奏上で、
非生産的な商民全般が「正業に就かない者」として当然の如く扱わる記述がある。

「史記」平準書は、全般的に経済を取り扱っているが、今の経済とは偉く違って、
贋金作りに奔走する商民どもと、お上との熾烈な争いが繰り広げられている。

今でいう金融操作と同等の贋金作りを徹底的に取り締まった結果、
「中産(中流)以上」の商民はことごとく破産してしまったという。
まさに政治家こそは、商民の宿敵であった社会。
逆に政治家こそは、財界と通じて金満状態にある今とはえらい違い。

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129 2010/06/04(金) 14:11:15 ID:IN9ZQ6oF6U
菅はガラス屋の倅、岡田はジャスコの御曹司、
前原も原口も丁稚出身の松下幸之助が興した松下村塾出身、
母親から法外な小遣いをもらってた鳩山は言わずもがな。

商売人として成功することと、為政者として公正な統治を執り行うのとでは
全く別個の素養が必要とされることに、いい加減気付かないかね?
いまの政治家も、それを支持している民衆も。

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130 2010/06/11(金) 17:26:31 ID:au/AxqScNY
今のような不況の状態になると、まるでそれが当たり前のことででもあるかのように
中小企業ばかりが貧窮し、大企業やそれにおもねるものばかりでの生存競争が繰り広げられる。
しかし、それはあくまで仁政の行われない乱世に限ってだけのことで、よくよく細部にまで仁政が
行き渡る泰平社会においては、むしろ株式投資などのあぶく銭に頼ることなく堅実な経営を
行ってきた中小企業のほうが保護されて、贋金作りで好き勝手やって来た大企業などのほうが
破産を余儀なくされ、生活上必須な大規模産業などに関しては国有化などの措置が取られる。
(昔の中国だと特に製塩と製鉄の国有化が徹底されていた。内陸国であるため塩が貴重品だった)

産業の国有化などによる停滞は、共産主義だと深刻化してソ連の崩壊などへと行き着いたが、
商工業の発展に高尚な精神性を付加するイスラームなどに基づけばそんなこともないし、
未だ共産主義国である今の中国においても、経済政策の自由化であっという間に産業が発達した。
江戸時代の日本なども、かなり自由な商工業を認めていたから、三井住友安田のような巨大財閥も生んだ。
全ての贋金作りを禁止した結果、中流以上の商売人をことごとく破産させた武帝期の漢王朝も
一つの理想ではあるが、士農と工商を天秤にかける程度の、俯瞰的な史眼も全くないわけじゃない。

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131 2010/06/11(金) 22:36:12 ID:au/AxqScNY
自分たち自身は真っ当な権力機構なわけでもない、豪商の集まりである財界などが、
政界並みかそれ以上もの豪腕を奮う時、今のような弱肉強食の社会情勢が生まれる。
財界との癒着を断ち切った上で、しかも財界を十分な制御支配下における権力者が
仁政家として世の中の舵を取れば、弱肉強食状態の社会情勢事態が収束することになる。

今の政治家が不支持や批判を被るのは、財界と癒着して狭隘な利権ばかりを貪るから。
しかし、今の政治家や公務員が嫌悪の対象となっているからといって、体制としての
統治機構を普遍的な嫌悪対象にまでするのはおかしい。問題なのは財界との癒着であり、
癒着を断ち切って逆に財界の懲罰にまで臨むんなら、統治機構は一転して正義の味方になる。
害悪の元凶はあくまで財界で、そのとばっちりを受けて政界も嫌悪の対象となっているのみ。

「士」と「商」の間に「農」や「工」を挟んで、両者を十分な差別下においた所では、
為政者こそは正義の味方となり、「花は桜木、人は武士」とまで言われるようになる。
政治家はそうもなれるし、今のような腐敗の極みにも至れる。是非善悪の彼岸の存在でこそある。

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132 2010/06/20(日) 20:16:04 ID:kpPcT98Dcs
「史記」で張良の事跡を扱った留候世家において、劉邦こと沛公と共に嶢関の秦軍を攻略する際、張良は
「あそこの将軍は屠殺業者の倅だと聞いています。商売人などというものは、利益でどうにでも動かせるものですから、
厚遇をほのめかした投降を将軍にだけこっそり聞き入らせればよいでしょう」と沛公に助言した上で、
実際にそうしたら秦の将軍が色めき立ったことを確認した上で、「むしろ将軍を油断させたままに
攻撃をしけかればいいのです」とまた助言して、沛公に当地の秦軍すべてを殲滅させる功績をあげている。

張良は、屠畜業者出身の秦の将軍を「賈豎(こじゅ. 浅はかな商売人)」の典型例として扱っている。
金儲けのためには動物殺しすら厭わないその姿が、商売人の卑しさの象徴として適例扱いしている。

中国は、屠殺業以前に商業全体を卑賤視する権力道徳主義社会であり、別に屠殺だけが突出して差別を受けていたわけではない。
しかし、「史記」が日本に輸入されるなどに及んで、屠殺を商業の中でも特定して卑しんでいる張良の言が針小棒大に取りざた
された挙句、日本で部落差別になった可能性もあるし、事実、屠畜業が商売の浅ましさの極みの一つであるからというのもある。

中国には部落差別などというものはないが、四民制に基づく商業全体への差別はあり、その商売劣後の慣習が
「史記」などと共に日本に輸入された結果、特に屠殺業を営む部落への差別として発展していった可能性はある。
日本では部落に対する並みであった差別が、中国においては全ての商業に対して徹底されていた。屠殺業だけが特定して
差別されていたわけではないことは、後漢末期に屠殺業を営んでいた何進が、妹が天子に寵愛された関係で将軍に
取り立てられたことからもわかる(ただし当人も不遇の最期を遂げている。商売人が差別されていることに変わりはない)

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133 2010/07/20(火) 11:11:55 ID:PR9KH.FJVs:DoCoMo
ごく冷静に考えて、救われる人間が多いほうを推し、少ないほうを貶めている。

数億人分の利権放棄と引き換えに、何十億人もの人々が救われる、民主主義の崩壊と封建主義の復旧。
たった数億人の栄華のために、何十億人もの人々が困窮に追い込まれ続ける民主主義の存続。

救われる人間が多いか少ないかという程度論においてこそ、民主主義の落ち度が際立つ。
階級差別が容認されて、なだらかな序列がもたらされる封建主義以上にも、
民主主義こそは救済できる人数が少ない。封建主義とて万民が必ず救われるなどとは言い難いが、
たった数億人の栄華のために何十億人もの人々を困窮に追い込む、民主主義ほどもの荒廃はもたらさない。

あくまで消去法的な選択であり、士農工商の封建制が絶対的にいいだなんてことでもない。
ただ、統治原理としてあまりにも落ち度のあり過ぎる民主主義などよりは、まだマシであるだけのこと。

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134 2010/09/19(日) 00:30:25 ID:HkQVSSP9.o
民主主義になっても、黒メルヘンの解放云々で、奴等だけゴネ得w
氏ねばいいのにw

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135 2010/11/23(火) 20:55:32 ID:U8bFsoGR92
差別はどちらかが肯定されてもう一方が否定される時に不当となり、
万人が肯定された中に、さらにその上が目指される時に正当となる。

商民もそれだけで犯罪者となるわけではない程度には、その存在を認められ、
商民以上にも直接的な物作りに携わることから、工民はその上に置かれ、
工民以上にも、直接命を司る食料を作ることから、農民がさらにその上に置かれ、
天下万民を公正無私に統治する役割を担うことから、士人がさらにさらにその上に置かれる。

底辺だから否定されるのではなく、底辺であってもそれなりに認められて、
そこから偉大さの重畳が育まれていく時に、差別は平等以上にも健全なものとなる。

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136 2010/11/25(木) 22:34:14 ID:vYoptONOWU
へ?江戸時代の封建社会が平等社会手といいたいわけ?んな馬鹿な。
平均労働時間も倍は違うぞ。

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137 2010/11/25(木) 22:50:27 ID:Ys/ptX4j4Q
労働時間?

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138 2010/11/26(金) 12:38:09 ID:5DvWcVINxY:DoCoMo
平等=健全
差別=不健全

なのではなく、

他者を持ち上げるための差別=平等よりも健全
他者を貶めるための差別=平等よりも不健全

ということだ。

商民や工民を貶めるためではなく、
商工民以上にも農民や士人を持ち上げるために四民制も実施したなら、
四民を平等化することで公務員腐敗を容認したりするよりもよっぽど健全となる。

実際、そのためにこそ四民制も提唱されていたのであって、
四民制のせいで商工民が貶められたりするのなら、それは失敗だといえる。

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139 2010/11/26(金) 23:26:20 ID:7wjXIkhqgc
140 2010/11/26(金) 23:47:23 ID:REMRD5ll4U
商人はあくどいから身分一番下でいいよ。
おまいらも事故米食わされてちょっと頭にきてるだろ?

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141 2010/11/27(土) 20:01:15 ID:aTJJasGKTw
江戸時代の農民が持ち上げられてるわけないだろ。
建前だけ上なだけで実際は命令体系も経済的にも労働環境的にも底辺だったわけだしさ

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142 2010/11/27(土) 21:44:11 ID:LomPaSNsx2
江戸時代は農を尊び、商は賤しいとされていた時代だよ。
大切な食を司る農に対し、物を右から左に流して暴利を貪る商は蔑まれた。

武士が百姓をやるのは珍しくなかったが、商売をやることはほとんどなかったしな。

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143 2010/11/27(土) 22:28:45 ID:BoI5vj0JmE
堺の豪商たちが鎖国によって海外渡航を禁ぜられたぐらいには、
織豊時代と比べての商売人への活動制限はあっただろうね。

逆に戦役への駆り出しがなくなったことで、百姓たちは安穏でいられた。
江戸時代以前の乱世と比べれば、士農工商の秩序がまだ整えられていたほうだといえる。

江戸時代の年代は、世界的に見ればすでに、欧英米の侵略勢力が魔の手を広げ、
全世界を荒廃に陥れ始めていた時期なので、日本ばかりが物質的な繁栄によって
勝ち名乗りを挙げていい時期でもなかった。実際、日本も清貧に即して
世の中全体が律されていたために、武家だから百姓だからといって
物質的に豊かだっただなんてことはなく、ただ、商業権力の抑制が
世界的に見ても相当に行き届いていたことが、江戸時代の社会秩序が
士農工商の順列にも即していた何よりの証拠になっている。

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144 2010/11/27(土) 22:35:54 ID:H6GMc5rQbQ
漢文の文献読みたいけど
読むとしたらハードカバーで高いの多いでしょ?
なんでわざわざハードカバーにするのかなぁと思っちゃう

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145 2011/05/02(月) 06:27:22 ID:e8srGnBZB2
>>132
それ以前から死のけがれを極端に嫌う民族だったし、そういうのもあるでしょう
論理付けに張良の件も作用した可能性はあるが、やはり穢れの思想がその根幹と思われ

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146 2011/05/02(月) 11:36:28 ID:W3ImUS0UP.
フィクション混じりの幕末ものの小説やドラマなどで、
坂本龍馬や中岡慎太郎、武市瑞山といった「郷士」たちが
土佐藩で酷い冷遇を受けていたという風に描かれることがある。
特に近ごろの「龍馬伝」などでは、龍馬たちが自分たちを「下士」と呼び、
「上士」と比べて多くの差別を受け、上士に切り捨て御免にすらされることが
あることを受けて、「上士も下士もないぜよ」などと憤っている姿が描かれている。

しかし、まず土佐藩では「下士」と「郷士」とは全くの別物であり、
下士こそは本物の下級武士で、四石取り程度の足軽身分なども含まれていた。
一方で郷士のほうは、元々が全く士分格ではなかった庶民のうちで、
特に九石取り以上に相当するような富農や豪商などが、
検地不備のせいなどで常に財政危機に瀕していた土佐藩から
士分の株を買って一応武士の体裁を得た代物であり、
中には帰農していた元長宗我部家臣などもいたようだが、
いずれにしろ土佐山内にとっての「家臣」に値するような人種ではなかった。

足軽級を含む正規家臣の場合には、たとえ最底辺の下士であろうとも、
奉公に勤め励むことでその功績を認められ、加増を頂いて上士格になったり
することもあった。しかし郷士のほうはといえば、ただ士分の株を
金で買っただけの存在であり、別にお上に仕える仕事に励んでいた
わけでもないから、功績が認められて上士になるなんてこともなかった。

裏口入学みたいなことをして武士になった富裕な庶民が、
最底辺からのお勤めによって上士を目指していく本物の武士の世界に
馴染むことができなかったというのが、土佐藩での郷士の分断の真相。
忠孝に励むことを旨とする儒学的な素養だけは、金で買うことはできなかった。

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スレッドタイトル:士農工商

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