今でも東南アジアや南アジアのいくつかの国では、釈迦の説いたとされる教えを
忠実に守ろうとしているグループが、社会の中で影響力を持っているようです。
では、釈迦の本来の教えとは何ぞや?諸書に色んなことが書いてありますが、
一番の肝は、諸行無常。万物は絶え間なく移り変わる。
人の生死も諸行無常の一部であり、別物ではない。
この真理を大悟すれば、人は平安裡に生死を全うできる。
こう云う事ではないかと思います。
とはいえ、自分で試してみたわけではないので、
事実その通りかどうかは、保証の限りではありませんが。
しかし、少なくとも、神やら仏やら菩薩やらの超能力者が、
信心の度合いに応じて救済してくれるという気違い染みたお話や、
「死後に神によって裁かれる」「現世の行い次第で極楽か地獄に生まれ変わる」
みたいな妄想と比べると、まだしもマシな思考形態だと言えそうです。
そこで、日本の仏教の未来や如何にという命題に対する答えですが、
悲しいかな、門外漢に答えは無いのです。
そもそも日本の仏教は、日本に伝わった時点で既に本来の仏教とは別物になっていますし、
さらにその後、中華教に日本式のアレンジが加味されて現在に至っていますから、
破戒云々を堕落と捕らえることが正しいかどうかは、意見の分かれるところでしょう。
いずれにしろ、宗教の未来は、商売の巧拙で決まるのだろうと思います。
>>27の方の言われる様に、金儲けでも癒しでも何でもいいから
人の欲望と悩みを上手く取り込んで、安易且つ円満に治めるような
ストーリーを作りえた時に、宗教の未来はあるかも知れません。
中華教の多くが、まさしくその方法で、宗門隆盛を誇った歴史がありますから。
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