KNHS、KNRS(行為能力否定主義、行為能力劣後主義)


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004 2010/08/31(火) 20:12:56 ID:KMizCd6yFY
KNHSの聖典:
「老子」「荘子」「列子」などの各種道蔵(道家教典)。小乗仏典。ジャイナ教典など。

KNRSの聖典:
ヴェーダ。ウパニシャッド。大乗仏典。四書五経の一部など。

道家の教義がKNHSに即していることは読むに明らか。インドの乞食行者である制度外沙門が
釈迦やマハーヴィーラの口を借りた小乗仏典やジャイナ教典も、KNHSの聖典として模範的。
一方で、ヴェーダやウパニシャッドは、カースト制のインド社会における祭司階級としての身分を固めている
バラモンが編み出したものであるため、KNHSであるとまではいえない。しかし、バラモンもまた
出家志向を大いに肯定する側面があり(「マヌ法典」などを参照)、KNRS程度であるとはいえる。
体裁上では俗世での積極的な活動を推奨する「論語」などの四書五経にも、隠者や鬼神を敬いつつも
自分たちは俗世での活動を嗜むKNRS的な側面が多々見受けられる。畢竟、東洋哲学宗教は、
少なからずKNHSやKNRS的な側面を付帯している点において、ほぼ共通している。
(例外として、「韓非子」などの中国法家思想や、二宮尊徳の報徳思想などが挙げられる)

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