ああ、「本能」は本来生物学用語でした。そのとおりです。すみません。 
 本能という言葉は便利で、フロイトでいう「エス」とごっちゃにしてしまいました。 
 人間にとって本能は、分ち難く無意識の中にあるので、動物の本能とは一緒にできないのです。 
 >「ごく幼い時期」に後天的(経験) により獲得された「精神の基礎構造」と考えてもよろしいのでしょうか? 
 そうだと思います。自他を分割し、経験を運用に組織化できるようにするOSではないでしょうか? 
 これをオオカミから受け継いだか、人として独自に構築したか、そうならどのように? 
 >どのような経路を通して彼女(オオカミ少女)は「人生のひな形」を受け取ることができたのか? 
 それこそ大問題ですよね。ただ言えることは、精神の黎明期に「ひな形」のレセプターは発生し、 
 育ての母のはいる。しかしそこで起きた事件はわかりません。 
 それでも、経験はオオカミとして生きるために運用され、牙も、逞しい肉体も持たず、 
 彼女は知見を振り絞ってオオカミとしての人生を切り開いたのです。 
 彼女の人生は「オオカミとして生きた」ので、オオカミになったわけではありません。 
 ぼくが受けた講座の先生(ユングの研究者)は、築き上げられたこころという十万年神殿は、 
 そう容易に退化するもんではないと。発達障害の可能性には言及しましたが。 
 ん?「善性」どっかにいっちゃったw
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