乞食の哲学


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001 2010/04/18(日) 05:46:31 ID:UxcGp3r4EY
世界最古の哲学ウパニシャッドもまた、乞食行(遊行)を営むバラモンによって生み出され、
(主要ウパニシャッド中でも最重要とされる「ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド」にも、
家族を捨てて遊行に出ようとする聖賢ヤージュニャヴァルキヤと夫人との対話が載っている)
そのバラモンよりもさらに過酷な出家者・沙門としての苦行を通じて釈迦も悟りを開いた。
無為自然の超俗志向によって老荘も高潔な万物斉同の境地を説き、その道教や仏教の
経典にあたる道蔵や大蔵経も、世界大百科事典も真っ青の膨大な分量に上っている。

世俗の道徳学に過ぎない儒学は素朴な思想に止まり、社会全体の総合プロデュースを目的とした
神道には独自の教義がない。なんだかんだ言って結局は世俗での利益だけが目的な西洋哲学宗教
の劣悪さもすでに知れたこと。世俗の名利を捨て去った所にこそ、最高最良最深最遠の哲学宗教も
編み出されてきた。今一度、真正哲学の淵源としての乞食の存在意義をここに問い直す。

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