キリスト教徒が国際的な影響力を持ち始めたのって、
ここ500年やそこらのこと。
モンゴル帝国がユーラシア大陸の文化を踏みにじって、
中国やインドの栄華も見る影も無くならせてからさらに数百年の後、
モンゴルから遠方過ぎて危うく完全征服の難を逃れたヨーロッパのキリスト教徒が、
ユーラシア大陸諸国の国勢が低迷し続けているにことかけての、侵略の魔の手を広げ始めた。
始めのうちはキリスト教を旗頭に侵略を繰り広げもしたが、
それではアフリカのような土人社会が征服できたところで、
キリスト教よりも優良な教学を持つ数多の文化圏への侵略は行き届かない。
だからこの際開き直って、人類文化の中でも最も低劣なカネの貪りを全てとした
資本主義で世界を征服することを試み直したが、案の定、あまりにも低劣すぎるイデオロギーで
全世界への迫害を繰り返し過ぎたがために、人類滅亡の危機までをも呼び込むこととなってしまった。
キリスト教と資本主義による世界侵略が、
キリスト教圏のもたらした災禍一式であり、それは別に人類の歴史に不可分に根差したものでもなく、
たった500年やそこらのうちだけの夢見物語止まりなものである。
国勢関係の搾取被搾取なんてものを当たり前としているのもキリスト教徒だけで、
キリスト教災禍が全世界規模に膨れ上がり始める以前には、そんな常識もまた無かった。
搾取する国を先進国、搾取される国を後進国や途上国などと呼ばわる、
大きな勘違いに根差した言葉遊びに耽り続けていられるほど蒙昧な人間も、
キリスト教徒ぐらいしか他にいないものだから。
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