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聖書 Part13


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001 2013/12/04(水) 18:43:51 ID:PSVDGrHlv6
全世界、全人類にとっての最も模範的な聖書たる儒学の聖書=四書五経こそは、あまりにも
程度が高過ぎるために、人類一般が模範とするのは無理があるようなより高尚な教学や、
その手の教学の聖書を理解して体得して行く上での架け橋的な役割すらをも担えるものである。

道家の老荘列思想やヒンズー教の教え、日本神道の精髄などを理解する上での架け橋ともなるし、
世界でも最優等の教理を有する仏門の教えを学んで行く上での素地ともなるものである。
(そのため、弘法大師も最初期の著書である「三教指帰」から教理大成の書である「十住心論」
に至るまで、四書五経を含む儒学の教えを縦横無尽に引き合いに出したりもしている)

それらのより優等な教学と、「低くて親しみやすい」儒学の教理とが必ずしも
相容れているとは限らない。特に、儒学における忠孝の理念と、仏門の出家主義志向
などが決して相容れるものではなく、そのため宋儒の朱子らが一時は禅門に傾倒
しながらも、最終的には仏門を異端排撃の対象とするなどしてしまったのだった。

中国発祥の儒学とインド発祥の仏教とは、いずれにとっても遠征地となるこの日本においてこそ、
ほぼ全く矛盾を来さない形での融和を果たした。儒学は朝廷や幕府や、一家の後取りとなる
長男らがより重んじた一方で、仏門は養子先もないような次男三男や嫁ぎ先のない女子などが
出家先とした。それにより、個々の家門が厳重に尊ばれながらも、人口管理もまたそれなりに
行き届くといった、非常にバランスの取れた社会体制が実現されたのだった。(明治期
の廃仏毀釈や儒学の簡素化以降はこの均衡が破れたために、国土に不相応な人口爆発や、
その副作用としての食糧自給率の低下や少子高齢化といった大問題を招くこととなった)

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147 2014/01/25(土) 14:19:27 ID:SmbIdtlh0U
産物の典型例であるといえ、そのような西洋文学を含む洋学全般から権威を奪い去っての価値
転換を人々に促して行くのでもない限りは、責任放棄こそをよかれと思って推し進めて行く
ことが定着してしまっている今の世の風潮に歯止めをかけられるようなこともないだろう。

責任放棄も思い上がりも、慣れてしまえばなかなか脱却することが難しいものである。
それこそ、巧みな修辞を凝らすことで脱却から逃げ仰せ続けたいとすら思わせるほどにも、
多大なる精神的苦痛を本人たちに強いることともなる。顕教的な仁徳盛行への一辺倒状態で
あり続けて来た人間がその苦しみを汲んでやることもなかなか難しいことなので、悪人小人の
異生羝羊心すらをも考慮してやれる密教的な素養が矯正の執行者の側にもあったほうがよい。

責任放棄や思い上がりを正当化までしようとするのなら厳しい態度での仕打ちすら
辞すべきではないが、もはやそれらを正当化のしようもない所で矯正されて行く段
ともなれば、無上の慈しみと共にそれを手伝ってやるぐらいの分別でいるべきである。
観念する前とした後とで、鬼の怒りと仏の慈悲とを巧みに使い分けてやることが、
これからの世直しを手がけて行く者にとっての神妙な心がけとなるのである。

「夫れ能く位を固める者は、必ず本末を度りて而かる後に衷を立つる。
其の本を知らざれば謀ず。本の枝せざるを知れば強うる弗し」
「人事のうまい人間は、必ず相手の本末に至るまでの素養を計り知った上で、それに即した
按配の職務をあてがう。その潜在能力に至るまで知り尽くさねば雇用しないし、潜在能力が
あったとしてもそれが活かせないようならば、あえて雄飛を強いたりもしない。(人事は
己れの権能にかまけてろくでもないような人間を取り立てたりするのではなく、相手の真価
を見極めてそれを十二分に発揮させてやることこそが肝要である。このあたり、就職志願者の
粋がりようや忠誠心ばかりを見て採用を決める今の企業人事などとも相容れない主張だといえる)」
(権力道徳聖書——通称四書五経——春秋左氏伝・荘公六年より)

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148 2014/01/26(日) 22:50:07 ID:Mkbi6SQ4yw
「惟れ説、式て克く欽しみ承け、旁く俊乂を招き、庶位に列せん」
「わたくし説は、慎んで主君の願われる所に従って、広く有能な人々を
招き寄せて、それぞれに最適な臣位を与えて列することに努めさせていただきます。
>>147にあるのと同様、人事は雇用者の恣意などではなく、招聘対象となる人々
の能力の如何に即して執り行われるべきものであるため、専門の人事官を立てての
ごく事務的な招聘作業にすら徹すべきなのである。故に、そのおかげで好ましい位を
得られたような人間もまた、雇用者に感謝したりすることではなく、招きに相応の
職務を果たして行くことを誓うなどすることのほうをむしろ優先すべきなのである)」
(権力道徳聖書——通称四書五経——書経・商書・説明下より)

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