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聖書 Part13


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147 2014/01/25(土) 14:19:27 ID:SmbIdtlh0U
産物の典型例であるといえ、そのような西洋文学を含む洋学全般から権威を奪い去っての価値
転換を人々に促して行くのでもない限りは、責任放棄こそをよかれと思って推し進めて行く
ことが定着してしまっている今の世の風潮に歯止めをかけられるようなこともないだろう。

責任放棄も思い上がりも、慣れてしまえばなかなか脱却することが難しいものである。
それこそ、巧みな修辞を凝らすことで脱却から逃げ仰せ続けたいとすら思わせるほどにも、
多大なる精神的苦痛を本人たちに強いることともなる。顕教的な仁徳盛行への一辺倒状態で
あり続けて来た人間がその苦しみを汲んでやることもなかなか難しいことなので、悪人小人の
異生羝羊心すらをも考慮してやれる密教的な素養が矯正の執行者の側にもあったほうがよい。

責任放棄や思い上がりを正当化までしようとするのなら厳しい態度での仕打ちすら
辞すべきではないが、もはやそれらを正当化のしようもない所で矯正されて行く段
ともなれば、無上の慈しみと共にそれを手伝ってやるぐらいの分別でいるべきである。
観念する前とした後とで、鬼の怒りと仏の慈悲とを巧みに使い分けてやることが、
これからの世直しを手がけて行く者にとっての神妙な心がけとなるのである。

「夫れ能く位を固める者は、必ず本末を度りて而かる後に衷を立つる。
其の本を知らざれば謀ず。本の枝せざるを知れば強うる弗し」
「人事のうまい人間は、必ず相手の本末に至るまでの素養を計り知った上で、それに即した
按配の職務をあてがう。その潜在能力に至るまで知り尽くさねば雇用しないし、潜在能力が
あったとしてもそれが活かせないようならば、あえて雄飛を強いたりもしない。(人事は
己れの権能にかまけてろくでもないような人間を取り立てたりするのではなく、相手の真価
を見極めてそれを十二分に発揮させてやることこそが肝要である。このあたり、就職志願者の
粋がりようや忠誠心ばかりを見て採用を決める今の企業人事などとも相容れない主張だといえる)」
(権力道徳聖書——通称四書五経——春秋左氏伝・荘公六年より)

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