【USA】ウサギの哲学【GI】


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014 2011/08/24(水) 12:11:16 ID:hSIuQ5.L8U
近所の出雲大社に行って確認してきたが、どこの像でも、オオクニヌシの
足下よりも下のところに、因幡の白兎の全身が来るように配置されている。

そして、注目すべきはオオクニヌシの、この手。
仮にこの手の平が上を向いて入れば、あたかも白兎を救い"上"げてあげるかの
ように見えるが、この像では手の平が下を向いていて、あたかも白兎に対して
「おまえはそれぐらいの高さの立場でいなさい」と諭しているかのように見える。

実際に、白兎は全身に負った傷の治し方をオオクニヌシの兄たちに聞いたときには、
「海水を浴びて高山の上で風に当たれ」と教示されて、そのとおりにした結果、高山の風当たりの
強さのせいで余計に傷を悪化させてしまっている。それに対し、オオクニヌシは白兎に対して、
「川の真水で身体を洗って、蒲の花粉を地面に撒いてその上で寝転べ」と教示している。
この、どこにも高い所に上る必要のない治療法によってこそ、白兎は自分の傷を癒せてもいる。

白兎が全身に負った傷からして、自分がサメを騙したことへの報復で、毛皮をむしられたという
自業自得での大怪我であり、決して偉大さゆえの怪我であるなどとはいえない。だからこそ、高い所に
上る治療法ではなく、地面をのた打ち回る治療法によってこそ、治癒も可能だということかもしれない。

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