近世日本史上、最悪の飢饉である天明の大飢饉の餓死者が約90万人。
当時の日本人口がおよそ2500万人。
900,000÷25,000,000=0.036
日本の全人口の、約3.6%が餓死したことになる。
一方、現地球社会(ここ三十年あたり)の推定餓死者数が約3〜10億人。
現代の地球人口が約67億人。
300,000,000÷6,700,000,000≒0.0447
1,000,000,000÷6,700,000,000≒0.1492
総人口あたりの餓死者数が約4.5〜15%。
現代の地球社会は、江戸時代最悪の飢饉だった天明の大飢饉よりも
さらに大規模な飢饉に見舞われたままの状態にある。
もちろん、自然災害による飢饉なのではなく、
富の寡占が元凶となって引き起こされている人災でもある。
「利害、反する有り」
(「韓非子」第十巻・内儲説下・六微第三十一・経四)
江戸時代の日本人などよりも、遥かに富み栄えている連中がいればこそ、
江戸時代以上もの大飢饉が巻き起こされてもいるのでもあり、
ただただ富み栄えようとすることがそれ相応の飢えをもたらすのだという、
利害の相反法則をわきまえているものもまた、ほとんどいない。
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