善と悪
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022   2010/09/01(水) 15:17:40 ID:NEM.YvPNL2    
>歴史、文化、民族、個人にかかわりなく共通な 欲得、利害、幸不幸、好き嫌いなど 
 >「社会のいかなる傾向」からも独立した精神。 
 つまり「後天的経験論的なもの」に善は存在し得ないとカントは言っています。 
 そうでなければ、おっしゃるように善は常に変化して、正義も名誉も詭弁でしかありませんし、 
 愛も自由も自己利益あるいは自己憐愍のための方便に堕落してしまいます。 
 「後天的経験論的なもの」に善は存在しないのなら、いったいそれはどこにあるのだろう? 
 ということがカントの「理性」探求の出発点だったのではないでしょうか?   
 人間は誕生するとき、社会機能をア・プリオリに、あるいはプレ・インストールされています。 
 そうでなければ、脳はただのメモリスペースに過ぎず、見たことにも聞いたことにも 
 何も感応できません。コンピュータソフトはOSを前提に走る、ではそのOSを機能させる 
 「機能」は? これが社会的動物たる人間の脳が理性を機能させるおおもとです。 
 ユングを借りた、あくまであたとえ話ですが、そう見当違いでもないと思います。
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