シビリアンコントロールの幻想
現代の神聖不可侵
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012 2024/05/08(水) 18:29:55 ID:SkxgnuGXnQ
この委員会での議論からも分かるように、日本に対する原爆使用方法がもっぱら話し合いの中心議題で、日本に原爆を使用すべきかどうかは議論の対象にもならなかった。政府内部では、先のルーズベルト大統領とチャーチル首相が合意したハイドパーク覚書に基づいて、日本に対して原爆を使用するということが当たり前の大前提として受け入れられており、全ての準備作業がその方向で動いていた。トルーマン自身としても、前任者が合意したハイドパーク覚書の内容に挑戦し、覆す気持ちは全くなかった。このように原爆投下目標の選定や使用方法についての議論にはトルーマンはまったく関わらず、他人任せであったと言ってよいであろう。
意思決定はするが、細部は報告を聞き、文句があれば口を挟む。なければGO、それがトルーマンの政策決定方式だった。
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