人間という生き物は醜い(特に外見) 東洋的審美眼の真骨頂


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093 2019/07/22(月) 13:19:25 ID:qu19KMkSjI
たとえば、上掲の尻懸ような上作の古刀が、
江戸時代の前期までは武家間の贈答品として好まれていた。

あまりにも高額品の取引が頻繁化し過ぎて財政を圧迫していたために、
8代将軍の徳川吉宗が、古刀と高価すぎる刀の贈答を規制した。(当該書参照)

それと同時に吉宗は、特に薄給な中下級の武士の昇給を取り決めた。
贈刀はただの礼物ではなく、家康公の質素倹約志向に倣って薄給を甘受していた
武士たちへの賞与としての意味合いも持ち合わせていたために、その穴埋めを試みたわけだ。

刀を贈ること、特に武家階級のみが佩用を認められている6尺以上の大刀を贈ることは
これまた武家の特権であるために、富豪からの賄賂などとは明確な一線を引くことができる。
それ故に、贈刀自体は仁義道徳的にも殊勝なこととして江戸時代を通じて振興され続けたのだった。

贈答用に傷物や見栄えの悪い刀を用いるのは非礼になるからとて、比較的低ランクで
いながらコストパフォーマンスの高い刀が江戸中期以降は量産されるようになったようで、
それが今に至るまでの関などにおける刃物産業の隆盛の礎ともなっている。
(中部地方の自動車産業の発達とも全くの無関係ではない)

江戸時代のような平和な時代にも刀が好まれ続けたことが、
政治腐敗の予防や鉄工業の隆盛など、多くの恩恵をもたらした。
もちろん美術品として高い価値を持つほどの刀剣が好まれていたが故の所産だから、
低品質な刀剣しか存在しない諸外国が真似たからといって実現できたことでもあるまいが。

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