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聖書 Part12


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033 2013/08/29(木) 13:03:10 ID:KRJqgreHyM:au
だから、小人としての悪逆非道などを避けて、君子としての正しい振る舞いに徹するべきだ
ということが言えるが、そのためには上にも書いたような、自分たちの活躍の時宜すら
自分たちででっち上げられて行ける、「小人の道」ならではの魅力からの誘惑を断ち切る
必要がある。小人こそは自分たちで活躍の場を切り拓いて行く楽しみにも与れる一方で、
君子のほうは人事を尽くしつつも天命を待たねばならぬようなじれったさに見舞われる
ことが多々ある。それもまた、透徹した聖賢にとっては逍遥遊の楽しみに与る時宜と
なったりするわけだが、そこまでの境地に至るのもなかなか難しいことだから、自らの
活躍の時宜がなかなか来ないことへの忍耐というものもまた、それなりに必要となる。

君子の道こそは始め暗然として切り拓かれにくい一方、小人の道こそは安易に切り拓かれて
行くものであるわけだから、そのような事情をも無視して、なかなか躍動に移ろうとしない
君子を小人が「いくじなし」としてあざ笑うようなことがあったとしても、決して憤慨したり
すべきではない。小人とは歩んでいる道の性質からして異質なものであることを自らが
固くわきまえて、小人からの挑発などにも耐え抜いて行くようにしなければならない。

「聖人は天地に参じ、鬼神に并び、以って政を治む。〜天は時を生じ、地は財を生ず」
「聖人は天地の化育に馳せ参じ、鬼神にも比肩するような存在となって、政治に臨む。
天は時を生じ、地は財を生じる。(天は時宜に則るものではなく、時宜そのものである。
天地を万物を司る時空として捉えていて、聖人はその法則性に深く合致することで、
自分一身の生死すら超越するという、相当に深淵な超人描写となっている)」
(権力道徳聖書——通称四書五経——礼記・礼運第九より)

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