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聖書 Part12


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277 2013/11/17(日) 14:06:05 ID:7IxfCz4Ytk
水の取り扱いにも、火の取り扱いにもそれなりに気を付けなければならない
のと同じように、善と悪の取り扱いもまた、慎重かつ適切なものでなければ
ならない。いずれも偏重と軽んじの両方が大怪我に繋がりかねないものであり、
今などは、善徳の軽んじと罪悪の偏重が相まって大災厄をもたらしている時代だと
いえる。だから、より善徳を尊んで罪悪を除けていかねばならないとはいえるが、
それがまた儒教や仏教の偏重による腐敗だとか、女子供や商売人を虐げすぎた
せいでの愚民化などに繋がるようなことがないようにしなければならない。

儒教や仏教を偏重し過ぎたせいでの腐敗に対しては、目付や寺社奉行の
ような監察官の権限の強化などを講ずることでの予防に務めるべきだといえる。
罪悪を忌み嫌うが故の、粗悪な人性の持ち主たちへの虐待を防ぐためには、
本人たちにもそれなりの身分からの保護は講じてやるが、自分たちの性向を
カルト宗教などによってまで広めようとしたりすることまでは許さない
といった風な、機転の利いた抑制措置を講ずるなどすべきだといえる。

それこそ、手堅い治水や、大火の根元を消し止める厳重な火の取り扱いとなるわけで、
結果として水4:火1、善4:悪1程度の配分量で世の中が取りまとめられていった
時に、世の中も最上級に安定した状態を手に入れる。ただ安定しているだけでなく、
むしろ粗悪な人種の部類とされる女子供や商売人すらもが分相応の立場に与れて、
可愛がりようがある程度の楚々とした振る舞いでいられるようになるのである。

「伯の東せし自り、首は飛蓬の如し。豈に膏沐の無からんや、誰に容を為すに適さん」
「愛するわが夫が遠征に旅立ってから、私の髪もスズメの巣のような有様です。
誰に見せる必要があるわけでもないのに、どうして油を塗って整えたりする
必要があるでしょうか。(遠地の夫を慕うあまり整髪油も断つ良妻の詠う歌)」
(権力道徳聖書——通称四書五経——詩経・国風・衛風・伯兮より)

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