
マルクスは、「宗教はアヘンだ」と言ったが、 
 完全誤謬信仰を内包している邪教こそは、特定してアヘン並みの 
 麻薬性を兼ね備えるのであり、完全誤謬信仰を排した正当な信教であれば、 
 中毒レベルの麻薬性などは決して伴わないのである。   
 完全誤謬信仰を内包していることが邪教の条件であるのとは逆に、 
 一貫して完全誤謬信仰を排除し抜いていることこそが、正当な信教の条件である。 
 それにより、完全誤謬信仰レベルの酩酊に耽ることを避けるように信者に促し、中毒級の酩酊に 
 耽ることに逃避したりはしないで済むぐらいの、正しい思考や言動をも心がけさせるのである。   
 してみれば、完全誤謬信仰を内包している聖書信仰のような邪教は、 
 確かにアヘンも同然であるといえる一方、完全誤謬信仰を排除する正統仏教などの 
 正当な信教は、むしろアヘン中毒級の中毒を予防や治療すらしてくれるものであるといえる。   
 必ずしも信教などに依らずとも、飲酒や癇癪などによって人間が完全誤謬信仰級の 
 酩酊にかられることもあるわけで、宗教一般を信仰することでもしないことでもなく、 
 完全誤謬信仰を特定して排除することこそが、アヘン並みの麻薬性に溺れない条件となる。 
 その中には、完全誤謬信仰を特定して排除する信教こそを信仰することもまた含まれるのである。
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