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聖書 Part6


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016 2011/03/19(土) 12:27:36 ID:wDVIQr0BKQ
神霊ってのは、不動不変なものであり、人間に多動をけしかけるようなものではない。

たとえば、天台宗の千日回峰行では、ほとんどろくな栄養も摂らないままで
地球半周分以上(21000Km)もの距離を歩き続ける荒行が行われる。
行者はこのような荒行に臨むことによってこそ、不動明王との一体化を図るという。
その心は、最大級の多動による苦しみすらも克服して、霊の加護も受けた不動への安住を
企図するということであり、やはり不動不変の境地における神霊の介在こそを認めている。

無軌道状態の多動こそは、霊的な加護をかなぐり捨てた「失神」状態を招くものであり、
その失神状態にあえて身を置くことで、不動不変の霊威を背理法的に把捉することを
試みる苦行者などもいるが、多動それ自体が神霊と共にあるなどということはない。

「臣、其の股肱の力を竭くして、之れに加うるに忠貞を以ってせん。
其れ濟らば君の靈なり、濟らずんば則ち死を以って之れに繼がん」
「私は自らの股肱の力の限りを尽くし、なおかつ忠順と貞良を以って公室に仕えていく所存です。
もしそれが成功いたしましたならば、君の霊による加護があったものといえますし、
もし成功できなかったとしても、その時は私自身が死を以って責任を取る所存です。
(臨終間際の晋の献公に対する護衛者荀息の言葉。全力をかけての仕事が忠貞さによって
霊の加護を受けることを期待している。霊の加護を受ける根拠となるのは、あくまで
行動に一定の制限を設ける忠貞さのほうであって、無軌道な多動であったりはしない)」
「権力道徳聖書——通称四書五経——春秋左氏伝・僖公九年より」

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