シュペングラー


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001 2010/07/31(土) 00:42:13 ID:7fEO8BhZgQ
オスヴァルト・シュペングラー (独・1880〜1936年)

第一次世界大戦の終わり頃に「西洋の没落」という本を書いて
彼は本の中で異様なことを書いているんですよ
文明は春夏秋冬のごとく栄枯盛衰(えいこせいすい)
簡単にいうと必ず冬が来て、草花や木々は枯れる
一種の運命論的とも宿命論的とも言える悲観論を述べている
文明が秋になると流行るものが2つあると書いている
1つは技術への熱狂、もう1つは宗教への高まり
これは文明の没落時に始まる
文明が袋小路に入ると人々は問題を解決するために
技術の進歩に頼らざるおえない
危機がふりかかった時、それを乗り越える精神の活力は
超越的、崇高なものが必要

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002 2010/07/31(土) 00:53:35 ID:7fEO8BhZgQ
世界都市は文明の象徴である。
そこは自由な知性の容器であるが、「母なる大地」から完全に離反し
あらゆる伝統的な文化形態から隔絶された、もっとも人造的な場所であって
実用性と経済的な目的だけのために数学的に設計された巨像である。
ここに流通する貨幣は、現実的なものにいっさい制約されることのない
形式的・抽象的・知的な力であり、どのようなかたちであれ、文明を支配する。
ここに群集する人間は、故郷をもたない頭でっかちの流浪の民、すなわち文明人であり
高層の賃貸住居のなかでみじめに眠る。
彼らは日常的な労働の知的緊張をスポーツ、快楽、賭博という別の緊張によって解消する。
このように大地を離れ、極度に強化された知的生活からは、不妊の現象が生じる。
人口の減少が数百年にわたって続き、世界都市は廃墟となる。
知性は空洞化した民主主義とともに破壊され、無制限の戦争をともなって文明は崩壊する。
経済が思想、宗教、政治を支配した末に、文明は二十一世紀で滅びる。

オスヴァルト・シュペングラー

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003 2010/08/01(日) 22:03:51 ID:F1TXhF2q5Y
良スレを立ててもこのざまか!!!
さすが明和だな

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004 2010/08/01(日) 22:13:41 ID:VZxOvU9r6s:SoftBank
コピペ貼って独り言いうのが良スレか
そうですか

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005 2010/08/02(月) 17:52:04 ID:b1Ywrikvn.
006 2010/09/11(土) 13:08:40 ID:oGf5ANif/6
削除(by投稿者)

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007 2010/09/22(水) 07:39:00 ID:ZtmpnKGSwo
コピペ貼って独り言いうのが良スレか
そうですか

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008 2010/09/29(水) 01:29:38 ID:10YjUr/iJA
オスヴァルト・シュペングラーはすげーな

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009 2010/09/29(水) 07:51:42 ID:TRxYlgkr6E
西洋の没落はムツカシそうだったんでシュペングラーの解説書を読んだことがあるよ。
それも結構ムツカシかったけど大層面白かったよ。
まあ半分も読んでないけどね。

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010 2010/10/10(日) 07:42:52 ID:9JhX2bl78o
文明というのはそもそも抗いがたい自然を支配し、
自らの生命維持を容易にし脅威を遠ざけるための技術だと考えられる。
だからラスコー洞窟に描かれた狩猟を子供らに教えるための絵画も、
灌漑や稲作も、貨幣も、鉄の発明も、蒸気機関もマネー経済も、
すべて文明であり技術。狭義では生産技術というところか。
シュペングラーの説はこの狭義の生産技術としての文明の終焉を
意味しているように思える。
いずれは生産労働の大半が自動機械によってもたらされるようになり、
それ以上の発展が期待されなくなる。
人間社会の秩序は、「願望」や「希望」という望ましい将来像に向けて、
市民が結束し同方向に行動することで成り立っているため、
技術発展が上限にまで行きついてしまうと、この社会秩序が崩壊する。
シュペングラーの推論は論理的で破綻無く思えるのだけど
しかし自分はそこに自信過剰な西洋ならではの視座の欠落があるように感じる。
どこまで技術が発展しても、我々人間はいまだ自然の脅威を克服していない点だ。
天変地異が起こるたびに上限にまで近づいた技術力はリセットされるのだ。
どうして文明が終焉できようか。

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011 2010/12/21(火) 19:05:30 ID:mO9r2KsNso
もっと噛み砕いて

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012 2012/04/07(土) 12:41:20 ID:Q4fev2c9ac
ある意味的を得てる

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014 2017/07/04(火) 18:56:23 ID:l2sogHnNYA
>文明が秋になると流行るものが2つあると書いている
>1つは技術への熱狂、もう1つは宗教への高まり
>これは文明の没落時に始まる
2017年における西欧文明の今日をかんがみれば、
ITとISがそれに対応しているように見えるね。
ITという「超技術」は庶民を生活の隅々まで浸透しながら、もはや彼らを潤すことはない。
ISは自分たちの示した「超意思」が「超技術」に大規模に対峙できる可能性を示した。
「超技術」も「超意思」も、個々の人間のコントロールを離れて、勝手に成長するようになる。
ISだって、その巣を壊されれば西欧の各地に種を飛散させるんだろう。
それは一つの文明の終焉と言えるんではないかな。

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015 2017/07/08(土) 04:14:53 ID:6QeAwxITf.
例えば右翼と左翼が政権交代するのも、相手に墓穴掘らせてそれ来たとばかりに反撃に出たりするのも
ある対立軸で見るとすなわちそれは引力と斥力と見るとする。
それを時間軸方向に推移させると波の中で揺れながらある方向に向かっている様な線が見える
その波の波長が数日レベルの場合と数十年レベルがあるとすると、シュペングラーの場合は世紀レベルの波長で
残念ながら数日レベルの人には全く認識できない波長・・・なので
民主的に極限点を見極める事は出来ないと思うw

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