他人を不快にすることで悦びを得る奴

精神病質者もまた、必ず自律神経の失調やセロトニン欠乏といった
内的苦痛の因子を抱えている。そのために、他者に迷惑をかけること
によるアドレナリンやドーパミンの分泌で苦痛を紛らわそうとする。
これが、他人への危害に快楽を抱く人種の全内実である。

鬱病患者などと比べると苦痛の自覚がないから、ろくに養生も心がけず、
苦痛の因子を甚大化するがままに任せている場合も多い。だからこそ、
悪人ほどひどい内面の苦しみを抱えた人種も、あまりいないのである。

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