ここでは易学の内奥にまでのめりこむのはやり過ぎになるのではしょるが、米英人を始めとする資本主義者が、自分たちの劣悪
極まりない行業を正当化する常套句として、「自分たちが全面核戦争による破滅から人類を守っている」などとほざく場合がある。
いま現在、人類全体を完全な破滅に陥らせるほどもの核保有を続けているのは欧米社会のみであり、非欧米の核保有国である
中国やインドやパキスタンなどの全ての核備蓄を合せても、人類を完全な破滅へと陥れるには至らない。
欧米社会は、自分たち自身で人類破滅の危機をもたらしながら、破滅寸前の緊張状態をも自分たちで画策することによって、
「破滅よりは一応マシである世の中」の支配者であることを盾に、人類社会のイニシアティブをも掌握し続けている。
アフリカやアラブやインドなどで、何億人もの人々が虐殺され続けている現状も、欧米社会総出での全面核戦争によって
人類が滅亡するよりはマシだから仕方ない、ということになる。人類の滅亡を実現できるのも欧米だけならば、今のような、
滅亡よりはマシにしても、地獄の鬼畜にも等しい所業がまかり通る現今の社会もまた、欧米が支配征服しているものに過ぎない。
人類滅亡という最悪の大火よりは、多少の水分補給だけは許している、圧倒的な火勢の優位の中に、なけなしで劣位な水勢が
取り残されている今のような状態が「火水未済」にあたり、自分たちから「人類滅亡」という最悪のシナリオを呼び込んでおいて、
それよりも一段階だけマシなだけな、生かさず殺さずの地獄界をもたらしている、全ての責任が欧米人自身にあるのであり、
「人類を滅亡の危機から自分たちが守っている」という欧米人の自己正当化込みの言い訳は、事実無根であるが故に無効である。
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