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聖書 Part5


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223 2010/11/25(木) 12:00:22 ID:lXeOzyOg2M:DoCoMo
「景春曰く、公孫衍・張儀は豈に誠に大丈夫ならざるや。一たび怒れば而ち諸侯懼れ、安居すれば而ち天下熄う。
孟子曰く、是れ焉んぞ大丈たるを得んや・子未だ禮を學ばざるか。丈夫の冠するや、父之れを命じ、女子の嫁ぐや、母之れを命ず。
往きて之を門に送り、之れを戒めて曰く、往きて女の家に之き、必ず敬みて必ず戒め、夫子に違うこと無かれと。(以下の引用は既出)
順うを以て正しと為すは、妾婦の道なり。天下の廣居に居り、天下の正位に立ち、天下の大道を行く。志を得れば民と與に之れに由り、
志を得ざれば獨り其の道を行う。富貴も淫する能わず、貧賤も移うる能わず、威武も屈する能わず。此れを之れ大丈夫と謂えり」
「景春がいった。『(外交家として名を馳せた)公孫衍や張儀こそは大丈夫と言えるのではないでしょうか。なにしろ彼らが怒れば、
諸侯の離間工作によって戦争を巻き起こすために諸侯は恐懼し、逆に彼らが安息して居れば、天下はみな平穏でいるのですから』
孟子はいった。『そんなことで、なぜ大丈夫だなどと言えようか。男子が元服するときには、父がこれに大人としての心得を教え、
女子が嫁ぐときには母が婦女としての心得を教える。女子を実家の門まで送っては之を戒めて、これからあなたの家ともなる夫の家に
嫁いでは、必ず慎み戒めて夫に逆らうようなことが無いようにと教える。このように、従うを以て正しいと為すは婦女においてのみ正しい
とされることであり、諸侯に媚びへつらって外交を引き受けることが仕事である、公孫衍や張儀などが大丈夫であるなどとは到底いえない。
諸侯に諂ったりすることもなく、天下全土をわが家として広く居住まい、天下全土において正しき位に立ち、天下全土に通ずる大道を歩む。
志を叶えられる仕事に与れば、民と共にその仕事に励み、志を叶えられる仕事に与れなければ、たった独りであろうとも道に即している。
富貴の誘惑も乱すことはできず、貧賤の苦しみも変節させるには足らず、武力による威嚇も屈させるに値しない、これをこそ大丈夫という』」
(権力道徳聖書——通称四書五経——孟子・滕文公章句下・二)

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