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聖書 Part5


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136 2010/09/30(木) 11:59:53 ID:uSB2Rcz4Go
「滕文公問うて曰く、齊人將に薛を築かんとす。吾甚だ恐る。之を如何せば則ち可ならん。孟子對えて曰く、
昔、大王邠に居りしとき、狄人之れを侵す。去りて岐山の下に之きて居れり。擇びて之れを取れるに非ず。
已むを得ざりてなり。苟くも善を為さば、後世子孫必ず王者有らん。君子は業を創め統を垂れ、
繼ぐ可きことを為さんのみ。夫の成功の若きは、則ち天なり。君彼を如何にせんや。彊めて善を為さんのみ」
「滕の文公が孟子に問うた。『斉が隣国の薛を滅ぼしてそこに城塁を築こうとしている。私はそれを甚だ恐れているのだが、
これをいかにすればよかろうか』孟子は答えて言った。『昔、周の文王の祖父である古公亶父も、夷狄に国を侵されて
逃げ去り、岐山の麓で夫人と共に隠れ住んでいることがありました。決してそれを欲していたわけではなく、
あくまでやむを得なかったのです。しかしその古公亶父のように善を積んでいれば、後世には文王や武王のような
偉大な王者が現れることもきっとあります。君子はそのための事業を創始して系統を樹立し、後代にそれらを
受け継がせる布石となるように努めるのみです。もちろんそれによって実際に成功するかどうかは、結局は天命を待つ
所もあるわけですが、そんな自分たちではどうにもならない所にこだわる以上にも、君子はただ最善を尽くすのみです』」
(権力道徳聖書——通称四書五経——孟子・梁惠王章句下・一四)

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