人は本来、良い人なのか悪い人なのか

あえていうなら

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動物同様

身内には良い人で
他人には悪い人ではないのだろうか

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どっちでもある。
どっちかひとつ、ではない。

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人間性善性悪論争も、朱子学の性即理説で完全に決着が付いている。

人間の心には性と情があり、性は理であって善であるものの、
情が濁されて善性までをも蔽い尽くした悪心となってしまう。

子供は善なる性と無垢なる情の心を持つため、そのままだと見るからに善人らしいが、
外部からの情報で簡単に情が濁されて、挙句いじめなどの悪行にも走ってしまう。

そのまま大人になれば救いようのない悪人になるが、情が濁されることを
意図的に食い止めて、本来の性善を守っていこうとすれば、
たとえ大人であっても善人でいられる。

大人になっても善人である者を君子といい、残念ながら悪人になってしまった者を小人ともいう。
仏教の唯識思想などにも裏付けられた、普遍的な人性論争の結論。
ダビンチなんぞが生まれるよりも300年前にすでに終わっている。

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悪い事をしながらもいいことをして
いいことをしながらも、悪い事をするんじゃないの？

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浮世の衆生なら誰でもそうだ。
内心で善性が勝っていようが、悪情が勝っていようが、
世俗のしがらみがある以上は、どこかしら言動が善悪混交となる。

それでも内心で善性が悪情に勝っている人間は、
善悪混交な言動の中にも、善徳優先罪悪劣後の痕跡だけでも残そうとする。
しかし、内心の悪情が善性をも覆い隠してしまっている人間は、
もはや完全に言動が罪悪優先善徳劣後になってしまう。

善悪混交である中で、清濁併せ呑むか、みそくそとなるか。
勧善懲悪か悪逆非道か。実践からの断悪修善はまた別の話。

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>>1
本来とはどういう意味だ？そもそも本来なんてのが存在するのか？そこからだろ。

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